チェリモヤ(学名:Annona cherimola、英語:Chirimuya、西語:chirimoya または chirimoyo)
原産地は、南アメリカのペルー。チリモヤの名前は、ケチュア語の「chiri(冷たい)」と「muya(種)」に由来する。チリモヤは、バンレイシ科の植物およびその果実。
ペルーのアンデス地域では西暦200年頃からモチカ文明(cultura Mochica)で栽培されていた。
現在、チリモヤは、ペルー、エクアドル、ボリビアのアンデス渓谷地帯、標高1,500mから2,200mで栽培されている。
チリモヤの木の成長は遅く、高さは7,8mに成長する。フルーツのサイズはグレープフルーツと同じくらいで、皮は薄く破れやすい。
実の内部は、柔らかな白い果肉と、柿のような種がたくさんある。味は甘く、とろっとしていて、クリーミィ。
チリモヤの果実には「バイアグラ」のような生理的陰茎勃起作用、効能があると言われているが、科学的には証明されていない。
この木は、雨の多くない比較的乾燥し冷涼な気候が栽培に適している。
ボリビア、スクレの中央市場で売られているチリモヤのフルーツ
【撮影】 果実:Mercado Central, Sucre Bolivia 2010, by Nekoshi
樹木:Ibarra Ecuador, Feb. 2011, by Nekoshi