ボルド

 ボルド  (学名:Peumus boldus  英語:boldo  西語:boldo)
 Family (科名)  Monimiaceae
 Genus(属名)   Peumus
 Spieces(種名)   boldus
南米チリ中央部が原産地とされる常緑の灌木で、高さは6~8m。ベリーのような小さな実を付ける。
 日本ではあまり知られていないが、ハーブとしては特にヨーロッパとカナダで人気が高い。パラグアイでは、テレレ、マテ茶に入れて飲まれている他、南米諸国では、ハーブティとして一般的に飲用されている。
 
 葉には樟脳のような強い芳香がある。
 ボルドの薬効はアンデス地域で古くから知られており、スパイスとして用いられる他、精油は寄生虫の駆除にも使われる。
 肝臓の不調や胆石の治療、利尿剤として使われており、その効果は科学的に証明されている。しかし、強い効能があることから、常用は避ける必要がある。
 ボルドには少なくとも17種類のアルカロイドが含まれているなど、その植物化学成分はとても豊かです。少なくとも合計38種類の活性植物化学成分の含有が確認されている。
【参考】
 http://www.amazon-herb.com/herb/plant_bold.html

【撮影】 Paraguay, Dec. 2010, by Nekoshi