ペルーコショウ(モジェ:Molle)

南米の植物

ペルーコショウ(モジェ:Molle)(学名:Schinus molle L. 英語:Peruvian Pepper (American pepper)、Pepper tree 西語:Molle, mulli)
 ウルシ科の常緑中高木。南米北部、メキシコ、ペルーの砂漠地帯原産。樹高は3m~ 15mで、枝垂れており、幹は短く、樹皮には深裂が見られる。葉及び実には強い粘着性の樹液があり、非常に強い芳香を放つ。
 ボリビアのアンデス地域ではよく見かける樹木で、モジェ(Molle)と呼ばれている。
 家畜の飼料の保存場所や耕起具パロの部材としてなどいる。畑地では日陰樹やアグロフォレストリ、飼料木として、また、木材を木工具、農具、燃料材、タンニン採取、さらに、葉や実を薬用として用いる。さらに、実(種子)はピンク胡椒として使用される。
 ただし、強烈な味がすることから、ボリビアでは胡椒としては利用されない

【薬効】
 薬用としては、多くの病気への薬として利用されており、葉の抽出物を眼炎に用いる他、抗菌剤、心臓、血圧、腸の抗真菌、抗炎症、歯痛、リウマチ、生理不順や下痢にも用いられる。 

[管理人:実を付けているのを初めて見ました。この木の生息環境は、本館の記事をご覧下さい。]

【撮影】 Comunidad de Chamina, Municipio Yotala, Chuquisaca, Bolivia 12 de Enero 2011, By Nekoshi

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